「歴史教科書と歴史観」(『神奈川大学評論』、2001年) 【要約】 多くの人々が指摘するように原爆の投下は人類に対する暴挙であり、被爆者は人類の被害者である。 但し、広島・長崎の被爆という経験をアジアの人々と共有するためには その他の国の心の傷と悲哀をもだきあう必要がある。原爆が人類史にのこる犯罪であることは いうまでもないが、広島・長崎の事例だけを取り上げ、日本が戦争の被害者であるかのように振舞うことはできない。